- R&B SOURCE編集部
「これまでのAz Yetのイメージは取り払ってほしい」R&BグループAz Yetが、B. Sladeプロデュース曲"Kleptomaniac"で新たなスタイルを提唱。
最終更新: 2020年1月20日
'16年に20年振りのアルバム『She's Magic』をリリースしたAz Yet。『She's Magic』リリース時からメンバー・チェンジを経て、またグループは新たなスタートを切りました。

"Last Night"、"Hard to Say I'm Sorry"などのシングル曲をヒットさせたR&BグループAz Yetが、シングル"Kleptomaniac"をリリース。
Boyz Ⅱ Menの前身グループUnique Attractionのメンバーとして活動していたMarc Nelsonが在籍していたグループとして知られるAz Yetは、Babyfaceらのバックアップを受けて[LaFace Records]から'96年にアルバム『Az Yet』でデビュー。記述のシングル曲が2曲共に全米シングル・チャート・トップ10入りを果たし、「第2のBoyz Ⅱ Men」を狙うグループとしてR&Bファン達の間で大きな注目を集めました。
しかし、当初期待されていた以上の結果を残せず、またMarc Nelsonのグループ脱退など度重なるメンバー・チェンジもありデビュー以降グループの勢いは失速。'00年代に突入後もコンスタントに作品のリリースを重ねたもののヒットには恵まれませんでしたが、グループの要でもあったMarc Nelsonがグループに復帰し、'16年に実に20年振りとなるセカンド・アルバム『She's Magic』をリリース。ファンはAz Yetの復活を大いに喜びました。
今回リリースされたシングルは、『She's Magic』のリリース以来となる約3年振りのシングル。『She's Magic』のリリース時とまたメンバー変更があり、現メンバーはDion Allen, Kenneth Terry Jr., Dyshon Benson, Claude Thomas Jr., Parrice Smithの5人。グループ結成時と同じ5人体制に戻り、結成当初からのメンバーはDion Allen, Kenneth Terry Jr.の2人で、Parrice Smithは'18年からグループに加わった新メンバーとのことです。
このシングルは、『She's Magic』をリリースした'16年に制作をスタートさせていた楽曲とのことで、3年がかりでようやくトラックが完成したとのこと。プロデュースを担当するのは、Shanice"We Can Fly"、Faith Evans"Paradise"などにも参加していたシンガー/ソングライター/ラッパーのB. Slade。
メンバーは「Az Yetの強みは、Marc Nelson, Shawn RiveraらのヴォーカルをBabyfaceのプロダクションによって強化された柔軟なボーカル・リフだった。しかし、新たなAz Yetにそれらの要素はないから、ファンにとっては難しいかもしれないけどこれまでのAz Yetのイメージは取り払ってほしい。B. Sladeが作った今回のサウンドは、ピアノとシンセのビットがDarkchildのようだろ」と語っています。
ちなみに、今回のシングルは今後リリースを予定しているグループ通算3枚目のスタジオ・アルバムからの先行シングルの模様で、少なくともアルバムのリリースまでに3曲のシングルはリリースするとのこと。アルバムのリリース時期こそ未定のようですが、すでに様々なプロデューサー達とスタジオ入りしているそうで、その中にはNe-Yoの名前も。
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【リリース情報】
Az Yet (アズ・イェット) / Kleptomaniac
リリース: 2019.7.3
℗2019 Az Yet Records
トラックリスト
1. Kleptomaniac
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