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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Alicia Keys▶︎▶︎メアリー・J. ブライジ『What's the 411?』の衝撃を振り返る。「自分のままでいたくなった」


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『What's the 411?』の衝撃を振り返ったAlicia Keys

'92年7月28日に発表されたMary J. Bligeのデビュー・アルバム『What's the 411?』


近所にいるごく普通の女の子だったMary J. Bligeが、巧みな戦略とプロモーションによって劇的な変身を遂げ、結果的に『What's the 411?』は300万枚以上売り上げ大ヒットを記録。


What's the 411?

Mary J. Blige

iTunes: https://apple.co/3LbPXUq

『What's the 411?』を巧妙に作り上げ、Mary J. Bligeを成功に導いたのが当時[Uptown Records]でインターンからA&R/プロデューサーに昇格したSean Combsで、彼はいくつかの革新的なアイデアを、Mary J. Bligeというキャラクターを通じて表現することに成功。


ヒップホップとR&Bを融合させた「ニュー・ジャック・スウィング」をベースに、「ヒップホップ・ソウル」という新しいサウンドを発案。

黒人らしいソウルフルで派手なファッション「ゲットー・ファビュラス」の流行を牽引。


Mary J. Blige登場前、コンテンポラリーR&Bの世界における女性アーティストといえば、Mariah Carey, Whitney Houston, Lisa Fisherといった女性アーティスト達のように、声量のある力強いボーカルで美しく歌うというスタイルが主流。


しかし、Mary J. Bligeはサウンドとファッションの両面でこれまでとは全く違うスタイルを取り入れ、この「既存の概念を壊す」という点に多くの女性が共感し、あのAlicia KeysもMary J. Blige『What's the 411?』に強い影響を受けた1人。


Alicia Keysは、Amazon Prime Videoのドキュメンタリー「Mary J. Blige's My Life」内で次のように語っています。


「自分でいることに居心地のよさを感じた。


不完全な部分があったり、強い意見を持っていても、ありのままの自分でいていいと思えたことが嬉しかった。


自分のままでいたくなった。


私たちも夢を持てるし、特別な存在になれると思えた。


そんな風に思える機会は少ないの。


当時13歳だった私は、必要としていた許可をもらった気分だった」

Mary J. Bligeに影響を受けたAlicia Keysが、アーティストとして大成したのは周知の通り。


そんなAlicia Keysは自身のデビュー10周年を記念して行われたライブ「Piano & I: A One Night Only Event With Alicia Keys」にて、Mary J. Blige"Real Love"のカバー曲を披露するなど、デビュー後もMary J. Bligeへ敬意を表し続けています。


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