- R&B SOURCE編集部
Jason Halliday▶︎▶︎UKのNJSプロデューサー。実はヴェテランの合気道家だった。

実は合気道家だったJason Halliday
'80年代後半から'90年代にかけて、UKから良質なR&Bサウンドを生み出したプロデューサーのJason Halliday。
実は合気道を志す武道家で、そのキャリアは20年以上を誇る大ヴェテラン。
Jason Hallidayが自身のプロジェクトZushiiや、"Sunshine"でお馴染みのSharon Bensonのプロデュースを行なっていた'90年代には、すでに合気道を自身の生活の中に取り入れていたとのこと。
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ちなみに合気道とは、開祖・植芝盛平翁(1883~1969)が日本伝統武術の奥義を究め、勝ち負けといった優越を競うものではなく、相手との稽古を通じて己を鍛錬することを目的とした現代武道。
「音楽業界にいた時、とてもストレスがかかった。その感情を和らげ、精神を自分でコントロールするために合気道を始めてみたんだ」
Sharon Benson (シャロン・ベンソン)
Sunshine
合気道のプロジェクト「Aikidoflow」を立ち上げ、現在は人気YouTuberに
そんなJason Hallidayは、自らのプロジェクトである「Aikidoflow」をローンチ。
15年前に道場も立ち上げ、現在Jason Hallidayはこの道場の運営には携わっていないそうですが、道場自体は運営が継続されているそう。
また、「Aikidoflow」のYouTubeチャンネルを2013年にスタートさせ、合気道のショート映像を次々と公開。チャンネル登録者数が約18万人(2020年6月現在)をこえる人気YouTubeチャンネルとなっています。
「このチャンネルをもっと大きくすることが目標で、合気道とR&Bをミックスさせていきたい」
Aikido Making Things Work
Aikidoflow
Jason Hallidayの未発表アルバムは日本限定でリリース
武道家Jason Hallidayは、UKでクラブ・ヒットした"Surprise Surprise"で知られるR&BユニットZushiiを立ち上げ、また「UK版Shanice"I Love Your Smile"」を思わせる"Sunshine"でお馴染みのSharon Bensonや、「UK版Blackstreet」を目指したR&BグループG-Incarnaなど、良質なサウンド・プロダクションで数々のアーティストをプロデュースしてきた、'90年代のUK R&Bシーンを支えてきた陰の功労者。
プロデューサーとして他のアーティストのサポート役にまわっていたJason Hallidayでしたが、当時自らマイクを握ったセルフ・プロデュースのアルバムを制作していました。
このアルバムはJason Hallidayがプロデュース・ワークに集中していた為にリリースのタイミングを逃し続け、30年以上彼のファイルに残ったままの未発表アルバムとなっていましたが、2018年に日本限定でJason Hallidayのアルバムが解禁。
ニュー・ジャック・スウィングを愛したJason Hallidayらしい、渾身のスウィングR&Bを盛り込んだアルバムでした。
Jason Halliday (ジェイソン・ハリデー)
Jason Halliday

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・お気に入りはTroopにKeith Washington。Deni Hinesは、大のNew Jack Swingマニアだった。
・神様Michael Jordanが出演した幻のNew Jack Swingがあった。その名も"Anything Is Possible"、これはどこで聴ける?
・"White Me Can't Jump"と"Light Flex"。2つのバスケ映画を盛り上げた2曲のNJSが、似ています。